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★中学3年生の頃

勉強どころじゃない

受験を控えた学年になりましたが、娘は将来のことを考える集中力がなかったようです。将来のことなんかより、今このアトピーが良くなることの方が、よほど重要だったのです。

みんなが一分一秒を惜しんで勉強している年末でさえ、やる気がまったく起こらず、ただなんとなく一日が終わっていく、というもったいない日々でした。

どうしても意識していなくても、アトピーが悪くなっている、という事が、心を消極的にして、ある時はやけをおこして、もうどうにでもなれ、という気持ちだったようです。親の私からみてですが…。

皮膚科に診せに

いくらステロイドを使わせたくなくても、だんだん悪くなっている娘の湿疹をみていると、もう一度皮膚科に診せに行った方がいいのかな、と思い、娘に聞いてみると、「行く」というので、受診しました。

予想通り、同じように、ステロイドの軟膏をくれました。そして、その使い方を説明してくれました。一度にあまりたくさんぬらないで、とくにひどくなった時に使うように、普段は保湿クリームなどで肌の保湿にこころがけるように…との診断でした。

娘の湿疹は皮膚がざらざらしてきて、もうすでに、保湿クリームなどでは、全く効果なしであろうことは、わかっていましたが。

まあ、この薬で、ひどくなってきた症状がとりあえず治まってくれれば、という気持ちでいました。

受験の失敗

第一志望の高校には不合格でした。
もちろん、すべてがアトピーのせいだとは思いませんが、結構多い割合で、痒みや不安に振り回されていたので、当然といえば当然の結果だったのです。

受験はもとより、将来に対しても、いっこうに考えられない娘に対して、わたしもどうかしていたのかも知れませんが、「自分の将来のことくらい早く決めな」なんて、アトピーのことをまるで無視して、言ってしまった事があります。

夕食の時間になっても部屋から出てこないので、行って見ると、娘は机の上に伏して泣いていました。めったに人には涙を見せない娘が。訳を聞くと、「もう嫌になっちゃった。」

といって、わーっとまた泣き出してしまいました。私も一緒に泣きました。そして、その時、漢方の薬局にいこう、と決めました。

漢方はいろいろな病気に効くという情報が、いつどこからということもなく私の耳に入り、なんとなくアトピーにも効きそうだ、と前々から頭の片隅にはありました。

ただ、相当お金がかかる、ということも耳にしていましたので、踏み切れずにいたのですが、もうそんなことを言っている場合でもありませんでした。

さっそく近くの、漢方の薬局に連れて行くことにしました。この薬局を選んだのは、とくに知り合いの紹介というものでもなく、いつもその前を通る時に、自信ありげな大きな看板を目にしていて、いざ「漢方」と思ったときに真っ先に頭に浮かんできたからです。

半分はダメで元々、という気持ちでしたが。


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